東洋医学では、『人は自然の一部である』という考えを基に、その調和を大事にします。
それは一人一人の体も同じで、悪い所を切り取って見るのではなく、全体の調和を図り、自然治癒力を高めるという考え方で体を診ます。
また『心身一如』つまり心と体は一つであると捉え、どちらか一方が不調を起こせば、もう一方にも影響を及ぼします。
この考えに基づいた鍼灸治療とは、
心や体に不調が起こるのは、全体の調和を乱す原因がどこかにあるはず。
そこで反応が出るのが経穴(ツボ)であり、そのツボに鍼灸で適度な刺激をすることで調和を取り戻すというものです。
そのツボは全身にあり、不調を感じる所とは全く別の所にあることもあります。
ツボはその時、その人によって変わります。
いかに合ったツボを見つけ、適度な刺激を行うかで効果は全く違います。
本当に合った治療を受けることで、気になる不調を改善するだけではなく、心と体すべてが安定するようになります。
整形外科的なお悩み |
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肩こり、腰痛、寝違え、五十肩、腱鞘炎、膝痛、股関節痛、顎関節症、捻挫、ぎっくり腰、しびれなど |
内科的なお悩み |
頭痛、耳鳴り、冷え性、むくみ、頻尿、下痢、便秘、目の疲れなど |
女性特有のお悩み |
月経痛、月経不順、PMS 、不妊、更年期障害など |
妊娠中、産後のお悩み |
逆子、お腹の張り、むくみ、腰痛、安産 産後の骨盤矯正、体力回復、母乳トラブル、産後うつ、全身疲労、腱鞘炎など |
お子さまのお悩み |
風邪をひきやすい、お腹を壊しやすい、夜泣き、癇の虫、アトピー、ぜんそくなど |
鍼の太さ、長さは症状によって使い分けます
婦人科で漢方薬を使うという考え方は一般的になってきているのではないでしょうか?
東洋医学では、同じ考えの基、薬(漢方薬)、鍼、灸を用いて治療します。
それは体の中を常に流れている気や血といった要素が淀みなく流れていれば、体に不調は起こらない。
どこかに滞りが起きることで不調が起こると考えます。
その滞りを取り除くのは薬でも鍼灸でもできるのです。
また、女性の大敵『冷え』は滞りの大きな原因になります。
お灸はこの『冷え』に対し、最も効果を発揮します。
鍼灸は女性の味方になる治療法です。
そして、鍼灸治療は肌に直接触れ、直接施術するため、露出も多くなります。
当院は女性鍼灸師が、完全個室で施術するため、安心のはりきゅう室です。
お灸も症状によって種類や用法を使い分けます
鍼灸治療は子宮筋腫を取ったり、癒着した内膜を剥がすことはできません。
その代わり、冷えを取り、ホルモンを安定させ、周期を調えたり、着床しやすくしたり、精神的に安定する効果が期待されます。
もちろん、病院での不妊治療と併用する事も可能です。
妊婦さんで一番気になるのは、お腹が下がっている人が多い事。
これはお母さんのパワー不足です。
お腹が下がる事によってお腹の張りが出たり、姿勢が悪くなって肩こり、腰痛、むくみなどいろいろな所に影響が出ます。
鍼灸治療をすると、お腹が持ち上がり、ふっくらやわらかくなり、赤ちゃんが元気よく動きます。
スペースを広げてあげることで、逆子の赤ちゃんも本来の状態に戻れるようにしてあげます。
分娩のその日まで、母子ともに元気に過ごし、素晴らしい出産となるようお手伝いいたします。
出産は最大のデトックスです。
でもそれは産後のケアによって大きく変わります。
出産前よりも健康で輝いたママになるか、代謝も体力も落ち、年のせいとあきらめるのか…大きな分かれ道になります。
出産で失われたパワー(中医学でいう気や血)を補い、骨盤を整え、必要な筋力を付けるための指導で産後のサポートをしていきます。
必要な方は往診もできます。
子どものはりといっても、はりを刺すことはしません。
(小学校高学年以上で、本人の承諾を得てのみ刺すことがあります)
通常は金属の棒や器具で肌表面をなでたり、さすったり押したりして施術します。
子どもは大人に比べてより弱い刺激で反応するため、それで十分な事が多いのです。
また症状改善や体調管理、親子間のコミュニケーションになるスキンタッチ(オイルを使わない簡単マッサージ)をパパやママにお伝えする事もできます。
お気軽にご相談ください。
子どもに使うはり
鍼は痛い? |
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髪の毛ほどの太さの鍼で、ほとんど痛みは感じません。 どうしても怖いという方はお灸とマッサージだけでも対応できます。 |
お灸は熱い? |
ほわっとした心地よい温かみを感じるものや、熱さを感じたらすぐに外すものなどいろいろなお灸を使います。 やけどが残るようなお灸はほとんどしません。 |
妊娠中、生理中でも大丈夫? |
妊娠経過、現在の状況を確認しながら施術を行います。 お腹に鍼は刺しませんし、施術は横向きなど楽な体位で行います。 月経中でも問題はありません。 月経痛が楽になったりします。 |
急性の痛みやケガしてすぐでも大丈夫? |
痛みが起こってすぐの施術の方がより効果的で、時間が経つほど痛みが取れにくくなることがあります。 また、動けない場合は往診もできます。 まずはご相談ください。 |
子連れでもいい? |
はいはいがまだできないような赤ちゃんならお側に寝かせたり、抱っこしたままでも施術できます。 お気に入りのオモチャがあれば待っていられるお子さまであれば連れてきていただいても大丈夫です。 |
治療後の過ごし方は? |
人によっては一時的にダルさを感じる方もいらっしゃいます。 (その後スッキリします) できればお仕事やお出かけなどせずゆっくり過ごしていただいた方がベストです。 |
続けて通わなくちゃダメ? |
1回の施術でどの程度症状が改善されるかは状況によります。 続けてご来院した方がいい場合はそのようにお伝えします。 また施術後にご自宅でできるセルフコンデイショニング、簡単なセルフ灸をお伝えする事もできます。 |